「親が遺言書を書きたいと言っているので聞いてほしい」
というご相談の方が多くいらっしゃいます。
だいたいは同居している子やその旦那さん、
もしくは介護していたり、施設へ入所してからの面倒をみている方々です。
家や預貯金の大半をもらう、という内容ですので遺言書がなくては不可能です。
遺言書を作るのは、
その不動産など財産をお持ちのご本人!!ですので
(これを根本的にご理解していただきたい)
まずはご本人とお会いしてご意見お聞かせください、ということになります。
しかしかなりの確率で
そのご本人は実は遺言書を作る気がない、とか
TVで終活の番組を見ていた流れでちょっと言ってみただけ、ということが多く
せっかく家族が後々助かるのにもったいないな・・・と思うことが多々あります。
とにかく、周りの方々でいくら盛り上がっても
ご本人の意思が全て、とくらい考えていてほしい。
また実際に作った後、
財産が自分のものになるとなった方が態度を一変する、というケースも実は多くあります。
作った直後から顔を出さなくなった、とか預けた通帳から使い込んでいる、とか。
まさに財産目当てだったということです。
でも遺言書は何度でも作り直すことが可能ですから。
遺言書を残す方からすれば、その信頼していた人がどういう人であるかがわかる踏絵みたいな役割もありますね。
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